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縁切り神社 [感想]

縁切り神社

縁切り神社

  • 作者: 田口 ランディ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 文庫

作者:田口 ランディ

<あらすじ>
縁切り神社で多数ある絵馬に自分と1ヶ月前まで付き合っていた男の名前があった。
「水野季実子と深田拓也の悪縁が切れますように」
自分達の別れを祈願していた人物の存在にぞっとした。(「縁切り神社」)
他数篇からなる短編集。

再会
悲しい夢
アイシテル
夜桜
夜と月と波
縁切り神社
世界中の男の子をお守りください
島の思い出
どぜう、泣く
恋人たち
エイプリルフールの女
真実の死

<感想>
著者の作品を読むのは初めてです。
今までは何となくブーム的な感じがしていたので、敬遠していましたがいつもは予約して
カウンターで受け取りだけをしている図書館を久々に館内をブラブラしていて見つけました。
まずはタイトルに惹かれ、パラパラとめくってみると短編集で読みやすそう~となんとなく
借りてみました。

数篇にでてくる「自分は振られた」感を持つ主人公が、別れた相手と話をする機会があって
「お前に愛されてないと思ったから別れを切り出した」といった内容に愕然とするシーンがあ
るのですが、このくだりにとても人間らしさ、リアリティを感じてしまったのです。
本気で好きになった相手もいれば、寂しさを紛らわせたいときに出会った相手と付き合って
しまう。意識するかしないかは別として、そんなこともあると思うのです。
それを隠したり、ごまかしたりせずストレートに作品に出してしまう著者に現代を感じ興味を
持ちました。

ちなみに私が一番気に入った作品は「世界中の男の子をお守りください」でした(^^)


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